TPP、中国も参加検討か オバマ大統領が示唆

TPP、中国も参加検討か オバマ大統領が示唆。 米国のオバマ大統領は3日、アメリカ公共メディア制作のラジオ番組「マーケットプレイス」のインタビューを受け、「環太平洋戦略的経済連携協定」(TPP)への将来の参加について中国から問い合わせを受けており、こうした国際協定の交渉権を国会が米大統領に与えることを希望すると語った…

タグ: TPP 検討 大統領 オバマ

発信時間: 2015-06-05 16:13:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

AFP通信は4日の評論で、最終段階に近付いたTPP交渉でオバマ大統領が、世界第2の経済大国の指導者がこの「船」に飛び乗る可能性を示唆したと伝えた。中国の参加は今すぐといったものではなさそうだが、オバマ大統領の発言は今後の見通しを示すもので、TPPがさらに幅広い協定の土台となる可能性に言及したものと考えられる。TPPには、日本や韓国、ベトナム、カナダ、オーストラリアなど比較的大きな経済国が含まれているが、オバマ大統領に対する国内での抵抗を含め、克服しなければならない障害はまだある。ホワイトハウスは現在、オバマ大統領に貿易交渉権を与えるための国会での票集めに努めている。中国のTPP参加の可能性は、労働基準と米国の雇用の海外流失に対するオバマ大統領の属する民主党の心配を高めるものともなる。

ブラッド・シャーマン連邦上院議員は3日、貿易促進権限に抗議する集会で、「もし中国がTPPに参加すれば、中国はこの協定の最大の受益者となる」と指摘した。政府職員や貿易関係者からなる支持者は、中国の態度はまだ不明だが、国際貿易協定は為替レートの問題を解決する誤った手段であり、こうした措置は貿易戦争をもたらしたり、連邦準備系統の通貨政策実施の力を弱めたりすることにつながるとの懸念を示した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月5日

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