資料写真:2013年の米豪演習「タリスマン・セーバー」
海外メディアの5月25日の報道によると、日本は米国とオーストラリアが今年7月上旬に実施する大規模軍事演習「タリスマン・セーバー」に、自衛官を初めて派遣することになった。また米海軍の「ロナルト・レーガン」空母が8月、日本に駐留することになった。
この軍事演習には米国とオーストラリアの3万人規模の部隊が参加する。課目には、海上行動、上陸、特殊部隊の戦術、市街地戦などが含まれる。日本からは40人が参加。中谷元防衛相は、米豪合同軍事演習の参加目的は、両国との軍事協力の強化だと述べた。日本メディアは、同演習は「南中国海などの海域における活動を強化する中国の戦略の打破」を目的に実戦訓練を実施すると報じた。
米国とオーストラリアは、同演習が特定の国や脅威に向けられたものではないと強調し続けている。しかし日本メディアは、「中国の今年の領土・主権問題における強硬な態度、および中国のA2/AD(接近阻止・領域拒否)の強化に対する懸念があることは間違いない」と伝えた。
日本メディアはさらに、「米国はアジア太平洋地域で、『米日印』『米日豪』という3カ国の安全保障枠組みを強化しようとしている。自衛隊のタリスマン・セイバーの参加も、同計画の一環だ」と報じた。
軍事演習の目的