中東呼吸器症候群(MERS)の影響を受け、多くの中国クルーズ客船が航行ルートを変更し、停泊地を韓国から日本に変えている。韓国聨合通信が15日に伝えた。
韓国の関連機構は15日、6月末に青島発の17便が停泊地をプサン・インチョンから日本に変更し、韓国を経由しなければならない場合は日本を目的地にし、未だにMERS発症が確認されていないチェジュに停泊することを明らかにした。
22日に青島を出発する「藍宝石公主」号は、もともと福岡―プサンーチェジュのルートだったが、MRES感染の深刻化を受け、停泊地をプサンから長崎に変更。同客船の27日便も、停泊地をプサンとチェジュから沖縄に変え、停泊時間は16時間になり、観光客は10時間の沖縄観光を楽しむことができる。
そのほか、7月26日に出港する「カリブ海洋量子」号も停泊地をインチョンから福岡に変更した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年6月16日