日中友好8・15の会、関東日中平和友好会、撫順の奇蹟を受け継ぐ会、不戦兵士・市民の会(いずれも日本の民間団体)は7月7日に活動を共催し、「七七事変」(日本名・盧溝橋事件)78周年を盛大に記念した。中日の各界から200人以上が出席した。
程永華駐日大使は記念活動で、「今年は中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利70周年だ。78年前の今日、日本の軍国主義は全面的な中国侵略戦争を発動し、中国人に深く重大な災いをもたらし、日本人もその被害を受けた。この不幸な歴史は、中日関係に深い教訓を残した」と指摘した。
程大使は、「過去を忘れず、未来の戒めとする。戦後の中日関係の回復と再築は、紆余曲折の苦しい歩みを経た。日本が歴史を深く反省し、戦争責任を明確にしたことが、その政治的な基礎となった。我々が重ねて強調しているように、歴史を銘記するのは憎しみを引き継ぐためではなく、戦争の教訓を銘記し、平和を惜しみ、悲劇の再演を防ぎ、より良く未来を切り開くためだ」と述べた。
程大使は、「中日は引っ越しすることのできない近隣の大国だ。両国には2000年の交流という長い歴史があり、近代には日本が中国を侵略した痛ましい経歴がある。日本が戦後70周年を契機とし、侵略の歴史を真剣に総括し、歴史を鏡とし未来を見据えることができれば、非常に重要な節目であると言える。日本が70周年を一つの機会とし、過去の軍国主義の侵略の歴史を徹底的に一線を画し、新たなページをめくることを願う」と強調した。
日中友好8・15の会、関東日中平和友好会、撫順の奇蹟を受け継ぐ会、不戦兵士・市民の会は1987年より七七事変記念集会を開いており、長年継続してきた。同日開かれた78周年記念集会では、関東日中平和友好会の新宅久夫会長、撫順の奇蹟を受け継ぐ会の姫田光義会長、不戦兵士・市民の会の中島五郎理事、日中友好8・15の会の日森文尋常任幹事が式辞を述べた。彼らは日本による中国侵略、無数の罪という歴史の事実を忘れないことを強調し、歴史を徹底的に反省せずして集団的自衛権の行使容認などを推進する、現在の日本政府の動きに強い懸念を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月8日