村山富市元首相(91)は23日に東京の街頭で演説し、日本政府による安保関連法案の強行推進に反対した。
村山氏は23日、国会議事堂前で演説を行った。村山氏は安倍政権が国民の民意を無視し、憲法の解釈を勝手に変え、衆議院で安保関連法案を強行採決したことに抗議した。
村山氏は同日、大分県の自宅から東京に駆けつけ、抗議活動に参加した。村山氏は夕方、抗議集会に集まった市民と共に、「戦争法案反対」「憲法破壊に断固反対」「強行採決を断固批判」などのスローガンを叫び、安倍政権への強い不満を表明した。
村山氏は街頭演説で、「平和憲法は戦後70年に渡り、日本を戦争の危害から遠ざけていた。多数の国民と多くの憲法学者の反対意見を無視し、国会で安保関連法案を強行採決するというやり方、私欲を満たすため民意を無視する暴行は許しがたい。命をかけて安保関連法案の成立を阻止する」と述べた。
村山氏は抗議集会が開催される前、憲政記念館で演説を行い、「安倍首相は個人的な野心を実現するために、日本国民を犠牲にした。権力を握っていれば何でもできるという考えは荒唐無稽だ。真の権力は国民の手に握られており、日本を守るのは安倍首相ではなく国民だ」と指摘した。
1000人以上の市民が同日、村山氏と抗議集会に参加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月24日