同部門の担当者によると、同病院が受け入れた外国人は昨年、診療者全体の3%となる約2万1千人に達した。同病院はこの比率を10%に高める目標を掲げている。
聖路加国際病院の東京築地の本院では、すべての案内板が英語・日本語・中国語・韓国語の4言語で書かれている。
病院の外国人向けコーディネーターを務めるロシア人医師によると、診療に来る外国人はアジアの観光客のほかロシア人も増えている。ほとんどはロシア東部のウラジオストクやハバロフスクからの患者だ。
「多くのロシア人患者は日本で病院にかかる際にロシア語での交流を望んでいる。十分な意思疎通ができず、自らの医療ニーズを説明することができないことは、ロシア人患者の頭痛の種となっている」