日本政府が「医療観光」の推進に意欲 業界内に反対の声も

日本政府が「医療観光」の推進に意欲 業界内に反対の声も。

タグ: 日本医療観光

発信時間: 2015-07-26 12:02:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

医療保険制度を害するとの声も

医療観光は一部の病院で成功しているが、日本の医療保険制度にマイナス影響を与えると反対意見を唱える専門家や医療機構も少なくない。

千葉県鴨川市亀田メディカルセンターのジョン・ウォーカー副院長によると、一部の政府機構や病院、医学会などは医療観光の普及に反対している。こうした機構によると、外国人観光客が大量に来院することになれば、日本本国の医療保険制度に影響するというのだ。

ウォーカー氏は指摘する。「首相のねらいは正しく、日本経済産業省もこれを経済成長の潜在的なエンジンと考えている。だが日本の病院の連合会や医学会、大型病院などは外国人患者の受け入れには否定的で、こうした考えを支援することはないだろう」

またウォーカー氏によると、医療観光が比較的発達しているシンガポールや韓国、タイなどと比べると、日本人の人材コストは高く、競争の優位性はそれほど高くない。また外国語で患者と意思疎通できる医療スタッフも限られている。

多摩大学の真野俊樹教授は一方、日本の医療は一部の分野で独自性を持っており、市場競争力を持っていると主張する。人間ドックや糖尿病治療、一部の先端医薬品などだ。だが国際的に有名な医療グループと競争するには、日本の医療機構の実力は依然として向上が求められる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年7月26日

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