北京時間7月29日午前、中国海警船が釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近の海域で正常に巡航・法執行していた際に、日本海上保安庁の巡視船による妨害を受けた。
共同通信社は7月29日、「北京時間29日午前8時頃、2隻の中国海警船が相次いで釣魚島付近の海域に入った。その間、海上保安庁の巡視船と接触し、約2時間後に同海域を離れた」と伝えた。
第十一管区海上保安本部が発表した情報によると、中国側の2隻の巡視船は「海警2307」、「海警2308」。海上保安庁の巡視船は、中国側の船舶に対して、「日本の領海から離れなさい」と呼びかけた。中国海警船は中国語と日本語で、「わが国の領海に入っており、即刻離れなさい」と答えた。
共同通信社によると、中国公船が釣魚島付近の海域に入るのは今年21回目で、前回は7月24日。
報道によると、中国の海洋調査船「海大号」が北京時間同日午前6時15分頃、釣魚島付近の赤尾嶼(日本名・大正島)から北東に約96キロの海域で、棒のような物体を海に投入していた。日本側は同海域を、「日本の排他的経済水域(EEZ)内」としている。
中国外交部はこれまで、国家の領土・主権を守る中国政府の決意と意思は確固不動たるものだと繰り返してきた。中国の船舶は釣魚島の海域で定期的に巡航と法執行を行い、管轄権を行使している。釣魚島及びその付属島嶼は、中国固有の領土である。
「中国網日本語版(チャイナ ネット)」 2015年7月30日