日本が覆い隠せない、戦争犯罪の事実

日本が覆い隠せない、戦争犯罪の事実。

タグ: 慰安婦 被害者 歴史問題 謝罪

発信時間: 2015-07-30 10:20:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

独ベルリン・ボイト工科大学で先ほど、日本政府の歴史修正主義の政策に関するシンポジウムが開かれた。日本の歴史学教授の田中利幸氏は、日本の慰安婦問題に関する基調演説を行った。「女たちの戦争と平和資料館」事務局長の渡辺美奈氏は多くの史料を用い、日本政府が歴史を無視し、自国の汚名をすすごうとしていることを厳しく批判した。出席したドイツの学者と聴衆は日本政府に対して、慰安婦問題について全世界に懺悔し、自国が犯した罪の責任を負うよう求めた。光明日報が伝えた。

田中氏は、「慰安婦と南京大虐殺の記述を歴史教科書から削除するため、安倍晋三首相はあちこちで慰安婦は単なる売春婦にすぎず、証拠もないのに教科書で慰安婦の強制性を認める必要はないと宣伝している。これらの慰安婦は、自ら日本兵に性的サービスを提供したのだという、言外の意が込められている」と指摘した。

田中氏の長年に渡る研究によると、1930年代前半から1945年の敗戦に至るまで、日本は人類史上最大規模の、かつ最も綿密な婦女誘拐体制を整えていた。田中氏によると、多くの「召集」もしくは強制連行された慰安婦には、日本、中国、韓国、さらには一部の琉球および東南アジアの女性が含まれ、人数は10万人以上いたという。被害女性の多くは騙されるか、もしくは強制的に、日本兵の性欲のはけ口にされた。慰安婦は性奴隷とされたほか、性病に苦しめられた。一部の慰安婦は何度も堕胎し、一生子供を産めない体になった。日本は人的資源が不足していたため、慰安婦は看護師になることもあった。慰安婦制度は日本政府が第二次大戦中に、大規模かつ組織的に女性を集め、日本軍の従軍慰安婦にした制度である。その慰安婦の数の多さ、範囲の広さは、怒りがこみ上げてくるほどだ。

田中氏は河野談話について触れた際に、日本人記者が1993年8月に発見した日本軍の文書によると、日本軍が慰安所の運営に直接参与していたことが分かると指摘した。時の河野洋平官房長官は、慰安婦問題の調査結果について、河野談話と呼ばれる談話を発表した。河野談話は日本軍が自ら朝鮮半島や中国などに慰安所を設置し、現地の女性を慰安婦にしたことを認め、謝罪と反省の意を表した。しかし日本国内では、慰安婦の強制性という確固たる事実を覆そうとする風が吹き荒れている。安倍政権の重要な目標は、1993年の河野談話を弱めることだ。

1   2    


TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで
 

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。