日本はフィリピンの老朽化した鉄道の整備に約20億ドルの円借款を行うと発表した。これは日本のフィリピンに対する過去最大の資金援助だ。仏AFP通信が伝えた。
この円借款は、マニラとマロロスを結ぶ、全長36.7キロの高架鉄道の整備に用いられる。マニラおよび周辺地域は公共交通機関の不足により、深刻な交通渋滞に陥っている。フィリピン外務省は声明の中で、「この2400億円の円借款は、第二次大戦前の敵国同士の協力が深化を続けていることを意味する。その中には、緊密化する安全協力も含まれる」と発表した。
フィリピンは軍事力の現代化を実現するため、軍事援助を求めてきた。日本はすでに、フィリピン最大の援助国になっている。両国は海洋安全面の協力を継続する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月7日