真の平和を実現するためには、日本政府が誠意を見せ、挑発を停止する必要がある。戦前の日本軍国主義は侵略戦争を発動しながら、平和のためだったと言い張っていた。安倍首相は近年あちこちで「平和」を宣伝しているが、平和に反することをしている。平和憲法を踏みにじり、平和の道に背き、大胆に軍拡を進めている。安倍首相は8月6日に広島で演説を行い、「平和的な姿勢」を示したが、その真の動機が疑われている。
広島と長崎は日本の痛みであり、世界の痛みでもある。世界からこの痛みを取り除くためには、南京が中国の痛みであり、世界の痛みでもあることを銘記しなければならない。広島と長崎の人々が願う平和は、中国人が切望する平和と共通するはずだ。習近平国家主席は、「人々が平和を惜しみ、平和を守り、戦争の痛ましい教訓を汲み取ることができれば、初めて平和の希望が見えるだろう」と指摘した。これは平和を実現するための手段だ。(筆者:張躍斌 中国社会科学院世界歴史研究所研究員)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月7日