3.ひとまず言葉を聞いておき、行動を観察する必要 談話は安倍首相の国際的な広報活動のようだ。戦後の各国が日本の国際社会復帰を受け入れたことに感謝し、中国人が寛容な心で約3000人の日本人孤児を養ったことに感謝し、日本は二度と国際秩序への挑戦者にはならず、いかなる紛争も平和的・外交的に解決することを堅持すると述べた。しかし、これらの全ては実際の行動で約束を果たし、証明する必要がある。集団的自衛権の行使容認と「いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない」という言葉の間で、安倍首相がどのように整合性を保つのかを私たちは特に注目している。
安倍首相に注目するほか、彼の背後にいるグループにも注目する必要がある。積極的な挑発と有言不実行は歴史問題における近年の彼らの特徴だ。20年前の8月15日、「村山談話」が発表されたその日、日本の右翼保守勢力は『大東亜戦争の総括』を発表し、侵略戦争を美化し、南京大虐殺を否定した。「安倍談話」の後、日本のある種の人々はどんな行動を起こすだろうか? 私たちはそこに注目している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年8月15日