日本は近年「正常な国」になろうとし、さらには国連安保理常任理事国入りを目指している。日本政府の最近の外交・軍事面の一連の行為は、「正常な国」になろうとする国がすべきこととは言いがたい。
まず、日本は国連の潘基文事務総長が中国の抗戦勝利70周年記念閲兵式に出席することを2回も公然と批判し、外交の常識に背いている。潘事務総長の正常な活動に対する敬意がなく、中国人が催す活動に勝手に干渉しようとしている。
次に、日本は抗戦勝利70周年閲兵式などの活動は「日本けん制」を目的にしていると批判し、歴史を直視したがらない心理と、大国になりたいが度量が小さいことを露呈している。中国政府はすでに何度も、閲兵式が特定の国に向けられたものではないと表明している。事実上、第二次大戦勝利70周年に、多くの主な参戦国が閲兵式などの記念活動を実施している。
それから、日本は中国の閲兵式を「武力誇示」と勝手に批判し、再びその「ダブルスタンダード」を露呈している。日本は10月18日に神奈川県で自衛隊の「観閲式」を開催する。約50隻の艦艇と軍機、8000人がこの大規模な「海上閲兵式」に参加する。日本はこのような海上閲兵式を、3年おきに開催している。これと比べ、中国人民解放軍海軍は1949年の創設以来、大規模な海上閲兵式を4回しか実施していない。直近の大規模な海上閲兵式でも、21隻の艦艇しか動員されていない。
戦後70年の今日、第二次大戦の侵略国・敗戦国である日本がすべきことは、罪を二度と犯してはならないと反省し、隣国との真の和解を求めることだ。異常な心理により他国や国際機関の正常な活動に横槍を入れるべきではない。
「正常な国」になりたければまず正常な心理を持ち、大国になりたければ大国にふさわしい胸襟を持つべきだ。日本はこれを理解しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月1日