菅長官は中国が30万人の兵員を削減するとしたことについて少しも「歓迎」の姿勢を示さず、「高い透明性を持って推進する」よう要求した。日本政府の中国に対する態度は硬化し、もはや立場しか残されていない。彼らには是非をはっきりさせるための、最低限の柔軟性もない。
日本の複数の主流メディアは、中国の9月3日の閲兵式に「反日的」な内容はなかったと論じている。菅長官ら日本の高官の胸襟、善意に対する理解力は、日本のメディア関係者にも遠く及ばないようだ。彼らは奇妙にも中国の閲兵式の一部の些末事にこだわっている。彼らの自信が木っ端微塵に打ち砕かれ、頼りを失ったとしか説明しようがない。
このような日本政府と付き合わなければならないとは、現代中国の不幸と言わざるをえない。しかしどうすることができるというのか。中国は安倍首相や菅長官だけのために、日本人全体とこの隣国に八つ当たりし、両国の対立を印象づけることはできないのだから。
多くの日本の友人は我々に、安倍政権が「中国との関係改善を願っている」が、この政府の関係改善に関する考えと計画の中には、党と政治家個人の利益が満ち満ちていると話す。彼らの計算の中から中日両国にとって有益な要素を見つけることは、ひとつの課題である。この課題を避けるのは、将来性のあるやり方ではないかもしれない。中国は真の大国になろうとするならば、日本より高い所に立ち、超越を実現しなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月6日