ドイツ人学者のEverhard Holtmannは、日本は結局のところ米国の駒の一つにすぎないと指摘している。西洋のことわざに、「尻尾を振っているのは犬であり、尻尾が犬を振っているのではない」とあるように、米国が日本に勝手を許すことはない。米軍の偵察機が数カ月前に南中国海の人工島上を飛行した際には両国関係は緊張したが、米中関係は緩和に向かっており、緊張のネジが巻かれる状況にはない。
「リー・クアンユーとの対話」などの書がある米国人学者トーマス・プレートは5日、香港紙「南華早報」に寄稿し、各方面の人々が互いに依存せざるを得ない世界においては、もしも中国に不測の事態が訪れれば、その直面する困難は竜巻や暴風雨のように、遠く離れた米国のオクラホマ州にまで影響を及ぼすことになると指摘している。中国の輸出する安価な製品がオクラホマ州の子どものクリスマスツリーの下での喜びを生み出してきたように、米国と中国という二つの国は多くの面で相互に関連している。関係が決裂すれば、その結果は想像するに耐えない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月7日