日本の軍機は2015年4−6月の3ヶ月間に、「侵入」した軍機を遮るため173回発進した。そのうち66%は中国機で、残りはロシア機への対応がほとんどだった。日本の軍機は前年同期、「侵入した」軍機に対応するため340回発進した。そのうち70%が中国機。日本の軍機は2013年通年で300回以上発進し、日本の領空に接近した中国機(通常は偵察機)に対応した。2013年は中国の「侵入」回数がロシアを上回った1年となった。米軍事情報サイト「ストラテジーページ」が9月5日に伝えた。
日本海の上空を飛行するロシアの軍機は依然として厄介な存在だが、日本はロシアの空の活動の脅威をそれほど懸念していない。ロシア機が太平洋上空を飛行するのは、訓練の任務を遂行するためだ。日本人はロシアのパイロットが、日本のレーダーを回避し、日本の領空に接近せずして訓練を実施することが不可能だと認識している。これは日本の領空がユーラシア大陸東部の海上の広い空域を収めているからで、ロシアの軍機は飛行中に日本の防空レーダーに接近せざるを得ない。中国にこの問題は存在しない。