中央政府機関の地方への移設事業は、日本政府が実施する地方再生計画の重要な内容の一つとなる。雇用創出によって地方経済の活力回復を助け、より多くの人口を現地に留めることがねらいだ。慶応義塾大学法学部の片山善博教授は記者に対し、日本政府による一部政府機関の地方への移設にあたっては、地方自治体がより主体的・能動的に動く必要があると指摘している。
日本政府は9月から専門家による会議を開き、中央政府機関の地方移設の効果などについて地方自治体と中央各省庁に対する聴き取りを行い、来年3月末に最終決定を下す方針だ。だがアナリストによると、中央政府機関の移設にあたっては国会答弁などを経る必要があり、実現のためにはまだ多くの困難がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月15日