日経の中文サイトの9月23日付記事によると、日本の中小コスメ企業はEコマースで販売ルートを開拓し、国外の消費者向けに商品を販売している。
化粧品の口コミサイト「@cosme」を運営するiStyleは、中国のアプリで仮想店舗を開設した。独自性のあるフェイスパックを主力とする一心堂本舗も、中国のEコマースサイトで仮想店舗をオープンさせた。訪日観光客の多くが日本の化粧品を購入しており、またSNSサイトで紹介される日本化粧品情報から日本の化粧品のファンになったりする消費者もいる。そのため、日本のコスメ企業は海外のEコマースを通じ、ネットと共に成長してきたアジアの若年層消費者を取り込みたいと考えている。
iStyleは中国の女性消費者をターゲットに、アプリ「小紅書」上に仮想店舗をオープンさせた。日本国内で好評のアイブロー、クレンジングオイルなど30種類の化粧品を販売した結果、20歳前半の女性消費者の間で人気となった。これら消費者は通常、SNSサイトで友人がアップした情報やネットでの商品レビューを参考にした後、ネット上で購入する。iStyleは同アプリを通じてコスメの卸売りも行っている。販売ルートの開拓を通じ、より多くの顧客を獲得したいと考えている。