日本政府の高官は28日、安倍晋三首相が鳴り物入りでウーマノミクスを打ち出した後、政府は数百社の企業向けに補助金を設置したと述べた。しかし昨年の制度発表以降も、補助金の申請を提出している企業は1社も存在しない。
AFP通信は、これは安倍首相のウーマノミクスにとって痛手であり、政府は気まずい状況に直面していると論じた。
【申請者はゼロ】
安倍政権は昨年6月、鳴り物入りでウーマノミクスを打ち出した。日本企業における女性の参与と活躍を促進し、日本の労働者の数を増やし、経済回復を促すことが狙いだ。
政府は目標を達成する企業を奨励するため、同政策に基づき補助金を設置した。企業は女性管理職を一定の比率まで引き上げ、一定数の女性従業員を対象に管理職の研修を実施した場合、30万円の補助金を受けられる。
厚生労働省の関係者は28日、政府は500社が補助金の申請を行うと予想していたが、実際には現時点で1件も受け付けていないと話した。
【計画を見直し】
同氏はこの原因について、政府の「合格企業」に対する評価基準が厳しすぎるためだと指摘した。同氏はまた、この補助金制度が「良い制度ではない」ことを認めた。