日本の「朝日新聞」は30日、中国国内でスパイ活動を行った疑惑で日本人2人が中国国家安全部門に逮捕されたと報じた。
消息筋によると、スパイ活動で中国政府に逮捕されるケースは極めて異例で、2人が盗み取った「機密」の重大さはまだ明らかにされていない。
報道によると、この2人は今年5月、遼寧省と浙江省で逮捕され、うち1人は中国と朝鮮の国境近く、もう1人は浙江省の軍事基地近くで逮捕された。また、2人とも中国に住んでおらず、日本から中国に渡航した後に逮捕されたという。
同報道によると、中国第12回全国人民代表大会常務委員会は今年7月に新たな国家安全法を可決した。スパイなどの罪は中国の法律にもとづき死刑を科すことも可能である。2人は既に中国安全部門に拘束され、中国政府は事態の重大性を審査しているところだという。
日本外務省海外安全課は「個別な案件に対するコメントは控える」と応じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月30日