ソウル大学物理・天文学部の金秀峰教授は、「私の研究分野は、ノーベル物理学賞を受賞した日本の物理学者、梶田隆章氏と同じだ。日本と韓国の同分野の取り組みを比較すると、日本の科学分野への投資と蓄積は100年を超えるが、韓国は30年のみだ。両国の量的蓄積に大きな差があることは、争うことのできない事実だ。韓国にとって、全面的に日本に追いつこうとすることは非現実的であり、新たな分野で超越する条件を整えるべきだ」と指摘した。
ソウル市立大学校の朴仁圭教授は、「高エネルギー物理学において、中国の中国科学院高能物理研究所(IHEP)と日本の高エネルギー加速器研究機構(KEK)は1970年代前半に設立された。韓国には今日も、国立の高エネルギー物理研究所が存在しない。韓国が基礎科学研究でノーベル賞を受賞するのは、遠い先の話だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月8日