米国が日本を放任 明日の敵を育てる
米国は常に日本の安保政策の改定の黒幕を演じてきた。米国の態度を見ると、覇権的な勢力を維持するため新鮮な血を欲していることが分かる。しかしかつて米国を攻撃し、原爆を投下された日本が目を覚まし、銃口を米国に突きつける可能性はあるだろうか。米国はこの問題を検討せざるを得ない。
安倍内閣は安保関連法案の可決後、待ちきれないとばかりに自衛隊の武器使用基準を緩め、自衛隊の海外派兵を拡大する案の検討を始めた。これは「戦争」が起きるという意識が、日本の政界の脳中を飛び交っていることを示している。当然ながら日本が「正常な国」と「軍事強国」になるためには、米軍の束縛を脱しなければならない。現段階において、米日の軍事力には大きな開きがあり、日本が完全に軍事的に独立するにはまだ時間が必要だ。在日米軍が日本から追い出される時は、日本が米国の存在を形骸化させ、さらには銃口を米国に突きつける時になるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年10月14日