元内閣官房長官の河野洋平氏は15日の記者会見で、日本政府の拠出金削減によりユネスコに報復するやり方は、日本に恥をかかせることになるだけだと述べた。
河野氏は、「ユネスコが果たしている役割は相当大きなものだと世界中が認めている。そんなユネスコの活動に大きな影響を及ぼす意見が国内から出てくることは、まったく恥ずかしいことだ」、「南京大虐殺は否定出来ない事実、事実は事実だ。大虐殺の事実を否定しようとするいかなる試みも許されない」と述べた。
ユネスコ前事務局長の松浦晃一郎氏も14日、共同通信社のインタビューに応じた際に、日本政府の報復行為は国際社会における存在感を弱め、墓穴を掘ることになると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月16日