日本の有名女優・中野良子氏を含む日本の友好関係者、文化・芸術界の代表者ら10数人は、中国の学者・芸術家と19日に北京に集い、中日文化交流座談会に出席し、文化交流の中日関係に対する重要な意義について議論した。
中国人民対外友好協会が座談会を開催。同協会の李希奎秘書長は、「国の交わりは民の親しみにあり、民の親しみは心のつながりにある。文化交流は中日関係において、非常に重要な役割を担っている。両国関係がどのように発展しようとも、両国間の文化交流が途絶えたことはなく、双方の意思疎通、両国民の友好の堅固な架け橋になっている」と話した。
中日関係史学会の呂小慶副会長は、「中日関係には近年、揺れと衝撃が生じたが、中日の文化交流が続けられてきた。これは中日関係が衝撃に対抗する免疫力を高めた。困難な時ほど、両国民の文化面の交流と行き来を強化する必要がある」と指摘した。
中野氏は中日友好の強化に関する自らの観点を示し、「国が異なれば、文化と人々の表現方法も異なる。人々は自国の発想だけで他人の国を理解してはならない。出来るだけ相手側の立場になり、互いに理解・学習することで、誤解を減らし友好を促進できる」と述べた。
中野氏は映画「君よ憤怒の河を渉れ」の真由美役で中国人によく知られている。30数年前に映画が好評を博し初めて訪中してから、中野氏は現在まで80回訪中し、100カ所以上を訪れている。中野氏は日中文化交流・相互理解の促進に力を尽くしている。
中国の彫刻家・田躍民氏は中野氏に本人を象った像を贈り、長年に渡り中日友好関係の発展に取り組み、貢献してきたことに感謝を表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月20日