TPPの損失をFTAで取り戻す、日本が中韓との協力に期待

TPPの損失をFTAで取り戻す、日本が中韓との協力に期待。 今回の会談には多くの注目された内容があったが、中日韓の経済・貿易関係が依然として焦点になった。特に日本が加入する、米国主導のTPP交渉が実質的な段階に入ったことが、中日韓自由貿易区の設立にどのような影響を及ぼすかには、各界から推測・重視が集まった…

タグ: FTA TPP 中韓 首脳会談

発信時間: 2015-11-09 14:57:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

まさにそのために、中日韓は協力促進を目指し、今回の首脳会談後に発表した宣言の中で、自由貿易協定の交渉を加速することで合意したとした。これには日本の「TPPの損失をFTAで取り戻す」という思惑が込められている。中日韓はアジアと世界の重要な経済体だ。3カ国が自由貿易区を設立すれば、日本経済に対して大きな促進力をもたらす。日本はこのチャンスを利用し、TPPによる悪影響を相殺しようとしている。

しかしながら、中日韓の政府間の相互信頼水準は、FTAの交渉を阻む重要な障害になっている。中日韓が政治的な相互信頼水準を高めることは、アジアの平和と安定に対して極めて重要だ。相互信頼の再築は3カ国の政府、特に日本政府の職責だ。日本が歴史を正視しなければ、中韓の信頼を取り戻すことができず、誠意がないというマイナスイメージを与える。歴史認識問題は政治の相互信頼を損ね、地域の経済協力と発展を妨げる。(筆者:孟明銘 復旦大学歴史系日本研究博士)

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月9日

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