片付けの哲学が富に変わる
ドアを閉ざして家の片付けをする時代は、すでに過去と化した。市場はこれを、玄関から外に押し出そうとしている。片付けの哲学と理念も、富や名声に変わりつつある。片付け事業を発表した清掃業者・e家潔の雲涛CEOは、「片付け初級コンサルタントの月収を1万元以上、高級コンサルタントを2万元以上にする」と述べた。1万元以上は、片付けコンサルタントの基本給の下限になりそうだ。
自身のオフィスを持つ片付けコンサルタントの張昊目さんは、北京晨報の記者に対して、「近藤麻理恵さんの理論に共感する。主に都市部のホワイトカラーや、中・高所得層をサービスの対象とする」と述べた。張さんの時給は、月曜から木曜は260元、週末は300元。
しかしプロの片付け方法に納得していない人もいる。あるネットユーザーは、「近藤さんの片付け方法は気休めにしかならない。近藤さんの家の下駄箱は、中国では購入できない。近藤さん宅はオープンキッチンで収納しやすい構造だが、中国でよく目にするキッチンとは異なり参考にできない」とコメントした。
片付けがO2Oの次の焦点に?