日本メディアの報道によると、防衛省の関係者はこのほど、日本が新空対艦誘導弾(XASM-3)の2016年度の実弾発射実験を検討中と明かした。中国の軍事専門家の李莉氏は、中国中央テレビのインタビューを受けた際に、「日本のXASM-3の発射実験は、単なる超音速武器の実験ではなく、大型水上艦を攻撃目標としている」と指摘した。
関係者によると、防衛省技術研究本部(現在は防衛装備庁)と三菱重工業は、2010年度よりXASM-3の開発を開始した。投資総額は300億円を超え、来年に開発を完了する予定。防衛省はXASM-3を、航空自衛隊のF-2戦闘機に配備する。
発射実験は、新潟県佐渡ヶ島から島根県隠岐諸島の上空「G空域」で実施される。防衛省は海上自衛隊の退役済み護衛艦 「しらね」を目標艦とする。G空域では1977−79年、1990−92年にミサイル実弾発射実験が実施された。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月19日