米日のTHAADの取引、南中国海方面の計算を露呈
日本は近年、朝鮮のミサイル防衛を口実に、自国の需要を上回るミサイル防衛システムを構築している。米日が今回、日本にTHAADを配備することで直ちに合意したのは、米国が期待する軍事行動に対する日本の支持、日本の協力の意向によるものだ。これはまた米日軍事同盟関係をさらに緊密にする。
米国と日本は南中国海問題で、より密接に結びつこうとしている。米国は現在、自力で南中国海を巡航しているが、日本が一定の態度と姿勢により関連作戦に加わることを願っている。米国は見返りとして、最先端のミサイル防衛システムを日本に販売する。ゆえに日本は今後、表立って米国と共に南中国海に現れなくても、南中国海問題に深く介入することになりそうだ。
安倍首相は19日にマニラでAPEC首脳会議に出席した後、直ちにフィリピンのアキノ大統領と会談した。双方は装備・技術移転の協定に署名した。また日本とベトナムも、海上自衛隊の艦艇を、南中国海の重要航路であるカムラン湾の、ベトナム海軍基地に停泊させることで合意した。将来的に南中国海に深く介入しようとする、日本の意図が非常に明確に示されている。これは米日が現在、急いでTHAADを日本に配備しようとする重要な原因である可能性が高い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月3日