日本の共同通信社は8日、雑誌『文藝春秋』の記事を引用し、小泉純一郎元首相が同誌の独占インタビューに応じた際に、安倍晋三首相の政権運営方針に懸念を表したと伝えた。
小泉氏は、安倍首相の安保関連法案問題における手法はあまりにも粗雑であり、「無理やり(反対意見を)排除し、やや焦りすぎているようだ」と述べた。小泉氏は2003年の首相就任時に可決した「有事法制」について、「私ならば、民主党を味方にし、協力を模索する」と話した。
小泉氏はインタビューの中で、安倍首相の改憲の「宿願」について触れ、「国民投票をするならば、民主党を敵にした場合、改憲は永遠に実現不可能だ」という自らの一貫した主張を繰り返した。小泉氏は「安倍一強」と呼ばれる現状について、「(党の結論が)導き出される前に首相の意向に黙って従うのは間違っている。党内の侃々諤々の雰囲気が懐かしい。あの頃は意見の多様化が認められていた」と疑問視した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月9日