【武器譲渡】
安倍首相とモディ首相は、日本がインドに防衛装備・技術を移転し、両国が防衛関連の機密情報を共有するという2つの協定の調印式を見守り、安全面での協力を強化することを確認した。
協定の内容によると、インドは海上自衛隊が使用するUS2水陸両用機を購入する。同機は悪天候時でも巡航・救助・対潜などさまざまな任務を遂行できる。AFP通信は、同機の配備がインドの軍事装備の現代化を促すと報じた。
これは安倍政権が2014年4月に「防衛装備移転三原則」を可決し、日本が数十年維持してきた「武器輸出三原則」を事実上放棄してから初となる、大型軍事装備の海外への譲渡となる可能性が高い。
双方は、海上自衛隊がインドと米海軍の合同演習への参加を継続することを確認した。
安倍首相は2012年12月に再任を果たすと「地球儀を俯瞰する外交」を展開し、現在まで3回訪印し、モディ首相と5回会談している。これは安倍首相の日印関係への強い重視を示している。両国は双方関係を「特別戦略的グローバル・パートナーシップ」として位置づけている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月14日