共同通信は5日、中国が海軍退役軍艦5隻を巡視船に改装し、釣魚島(日本名・尖閣諸島)の巡航に使用する可能性が高いと報じた。共同通信は、これは中国が領土の主権を巡る問題でより強硬な態度を取ったことを意味し、日中関係の緊張が激化する可能性があるとした。
中国海軍軍事学術研究所研究員の張軍社氏は、「中国の巡視船が海軍の軍艦であるとする証拠はない。中国の巡視船は海上法執行を担当する船舶であり、軍艦でなければ退役軍艦でもない。日本メディアが中国の巡視船を軍艦とすることには、別の狙いがある」と指摘した。
日本は中国の武器を搭載した巡視船が「日本の領海」に入ったことに強く反発し、正式に抗議した。張氏は、「米国の沿岸警備隊、日本の海上保安庁なども機関砲などの装備を搭載している。これは国際的な慣例だ。中国の巡視船は同様の機能と性質を持つが、これは公安・警察の防衛に類似する業務に従事するための、一種の実務的な手法だ。実際には日本の装備は中国の巡視船よりも先進的で、大口径機関砲やヘリなどがあり、人員の操作技術も非常に巧みで参考になる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月7日