日本の中谷元防衛相は24日、愛知県を訪れ、ステルス技術実証機「先進技術実証機」を地上で滑走させる試験を視察した。中谷防衛相は、「(開発が)順調に進展していることを確認した」と強調した。実証機は、国産初となるステルス戦闘機開発に向け、防衛省の発注により三菱重工業などが製造する。
試作機は今後も滑走試験を重ね、3月中に空自岐阜基地(岐阜県各務原市)まで初飛行する予定。その後、納入を受けた防衛装備庁が試作機のデータを分析し、2019年度までに空自のF2戦闘機の後継機を国内開発にするのか、国際共同開発にするのかを決める。
日本初のステルス戦闘機の開発は7年前に始まり、総額400億円を費やしている。その製造と設計には200社以上が参与しており、最先端の空気力学技術・方法を採用した。試作機は23日の初の地上滑走試験で、滑走路上を500メートル走行。離陸前の速度は時速100キロに達した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月25日