ロシア・スプートニクは24日、日本が国内最大の海上警備隊を発足し、中国と係争中の釣魚島を含む東中国海の島嶼の巡航を行おうとしていると報じた。
24日付の産経新聞によると、24日より2隻の大型巡視船が、海上保安庁第11管区の海上保安本部に就役し、東中国海を巡航することになる。スプートニクによると、この2隻の排水量は1万5000トンで、20ミリ口径の火砲と強力な放水砲を搭載する。
第11管区は、中国の公船や漁船の釣魚島周辺海域への進入を防ぐため発足された。これまで管区別定員は、東京湾や横浜港、小笠原諸島を擁する第3管区が最多だった。この2隻の就役で、「釣魚島警備専従部隊」が整備され、最大規模となる。同部隊は大型巡視船、ヘリ搭載型巡視船を14隻保有する。
中日の釣魚島の係争において、日本の海上保安庁は重要な役割を演じてきた。その主力となっているのが、第11管区だ。第11管区の船舶は長年に渡り、関連ニュースで頻繁に報じられている。海峡両岸の漁船を包囲し、進行方向を遮り、衝突し、拿捕した日本の「軍艦」は、すべて第11管区の巡視船と巡視艇だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月25日