日本メディアの報道によると、中国の「海大号」海洋調査船が3月14日午後に沖ノ鳥礁の周辺海域を航行し、「違法行為」として日本側から「警告」を受けた。
日本の海上保安庁は無線で「海大号」に「警告」を出し、調査活動の停止を求めた。海大号は「同海域は公海」と応答した。海上保安庁は巡視船を派遣し、中国側の海洋調査船に対して「監視と警戒」を続けた。
沖ノ鳥礁は日本南部、西太平洋の海域およびフィリピン海に位置するサンゴ環礁だ。日本側は「高さ約1メートル、直径数メートルの2つの岩で構成される」としている。中国側は、「満潮前は5つの岩が水面上に浮かび、満潮時には2つの岩が水面上に浮かぶ」としている。日本側は、沖ノ鳥礁を「島」として主張し、これを根拠に47万平方キロメートルに渡る排他的経済水域と、約25万5000平方キロメートルの大陸棚を主張している。日本は1987年より岩礁の護岸工事を行い、コンクリートの壁などを作った。たゆまぬ「努力」により、この10平方メートル未満の岩を「人工島」にした。中国、韓国などの国は日本の主張に対して、沖ノ鳥礁は岩礁であり島ではないとしている。沖ノ鳥礁は人が住むことができず、経済・生活を維持することもできず、大陸棚の設定にはなんの根拠もない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月15日