日本の軍艦が「武力誇示」、南中国海への介入に意欲的

日本の軍艦が「武力誇示」、南中国海への介入に意欲的。

タグ: 米国,フィリピン,日本,南中国海

発信時間: 2016-04-05 14:22:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米国とフィリピンの軍事演習の開始前日である3日、海上自衛隊の護衛艦「ありあけ」「せとぎり」および訓練用潜水艦「おやしお」がスービック湾に寄港し、国際メディアの注目を集めた。潜水艦の他に、2隻の護衛艦が6日に出港し、南中国海を通過しベトナムのカムラン湾に向かう。日本はフィリピンとベトナムへの寄港により、南中国海問題で中国と対立に陥る両国との関係強化をアピールすることで、中国をけん制しようとしている。

ロイター通信は3日、「おやしおは日本最先端・最大の潜水艦の一つで、フィリピン寄港により両国の軍事関係の強化をアピールした。日本と中国は東中国海で、島嶼を巡る係争に陥っている。日本は南中国海での存在感を強め、ベトナムやフィリピンなど東南アジア諸国に多くの軍艦と軍機を派遣している」と報じた。AFP通信は、「南中国海の緊張化に伴い、フィリピンは日本との関係強化を模索している。スービック湾は中国が支配する浅瀬から200キロしか離れていない」と伝えた。

日本の中谷元防衛相は、「今後は両国間・多国間の合同演習により、相互協力をさらに推進していく」と表明した。「Nikkei Asian Review」は、「日本の潜水艦のフィリピン寄港は、念入りな計算の一歩目だ。防衛省の高官は、日本が常に南中国海に注目しているという情報を、関連国に伝えようとしていると述べた」と報じた。

日本の行動はこればかりではない。4日付読売新聞によると、海上自衛隊の超大型ヘリ搭載駆逐艦「いせ」も、4月中旬にスービック湾に寄港する。自衛隊はフィリピン海軍および米海軍との合同訓練について検討している。防衛省の幹部は、いせのフィリピン寄港について、「友好目的ではあるが、中国をけん制する強い姿勢も含まれる」と述べた。テレビ朝日によると、中谷防衛相はフィリピンとの防衛協力を強化するため4月下旬に訪問する。フィリピンの南中国海の警戒監視活動に当たる、海上自衛隊のTC90練習機の貸与契約に調印すると見られる。

上海外国語大学日本問題専門家の廉徳瑰氏は、「日本は現在、南中国海への介入を強めているが、これらの動きは中国を念頭に置いている。日本の南中国海への介入には、狙いがある。日本は南中国海の一連の動きにより、中国の東中国海における行動をけん制しようとしている。また日本は自国のASEANにおける政治的・経済的影響力を、中国に譲り渡すつもりはない。しかし日本にとっては残念なことに、中国は今やASEAN最大の貿易相手国になっている。中国の発展を妨げようとしても、日本には無理なことだ。それから、南中国海は日本の重要なシーレーンの一部だ。日本は中国が南中国海で戦略的な狙いを持ち、自国の国益を損ねることを懸念しており、南中国海に介入しようとしている。しかも米国も、日本による南中国海への介入を願っている」と分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月5日

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