岸田外相、中日関係の「騒音対策」を

岸田外相、中日関係の「騒音対策」を。

タグ: 岸田文雄 中日関係

発信時間: 2016-04-29 13:24:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の岸田文雄外相は4月29日から5月1日にかけて訪中する。岸田外相は訪中前、東京で開かれたフォーラムで中日関係に関する講演を行い、中日関係の改善に向け多くの積極的な情報を発信し、今回の訪中により「新時代に合った日中関係を構築するため貢献したい」と述べた。

岸田外相の発言通り、歴史的にも現実的な利益的にも、中日関係の維持は両国の長期的な利益に合致し、地域と世界の平和と繁栄を促す。しかし岸田外相は講演の中で、中国の正当かつ合理的な国防政策および海洋活動にいちゃもんをつけるなど、時おり積極的ではない情報も発信した。

岸田外相のこのような言い回しは、安倍政権が近年、中日関係に関して頻繁に出している騒音でもある。しかしこのような騒音がさまざまな場で何度も「詠嘆」され、かつ日本が海洋安全などの問題で悪事を働こうとし、中日関係の将来に暗い影を落としている。人々は日本による両国関係改善の誠意はいかほどかと疑問視せざるを得ない。

中日関係の独特性・複雑性について論じる際に、100年弱に渡る両国の歴史を考える必要がある。中国は中日関係の歴史的な大背景を元に、日本の中国に対する意図を観察・検討するべきだ。この歴史的な視野は、日本の近代以降の自国の歴史に対する認識と位置づけを着眼点とし、日本当局の歴史認識の現在及び未来の中日関係への影響に焦点を絞る。

いかなる国家間関係にも両面性、多面性がある。岸田外相の講演中の発言のように、日本当局は中国に対する硬軟織り交ぜ、攻めては守る方法が、国際関係における常識と判断しているかもしれない。しかし安倍政権の歴史修正主義、復讐主義に基づく歴史認識、現実における高圧的な行動を同時に観察するならば、日本の真の意図に対する隣国の懸念と警戒は、杞憂とはならないはずだ。

すべての歴史は現代史だ。安倍政権が中日関係で発したさまざまな騒音は、歴史の回廊の中で耳に響き、乱暴に聞こえる。岸田外相は今回の訪中と一連の外交日程において、片手で琴を抱えもう一方の手で剣を振りかざすのではなく、騒音対策に多く取り組むべきだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月29日

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