G7首脳宣言が南中国海に言及、見せかけにすぎず=専門家

G7首脳宣言が南中国海に言及、見せかけにすぎず=専門家。

タグ: G7首脳宣言 南中国海

発信時間: 2016-05-27 15:45:09 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

共同通信は27日、主要7カ国(G7)が27日に伊勢志摩サミットで首脳宣言を採択し、「東中国海・南中国海の状況に懸念を表し、平和的な解決の重要性を強調する」という文言を盛り込んだと報じた。

中国海洋発展研究センターの郁志栄研究員は、環球時報のインタビューに応じた際に、「G7は今回、中国を直接名指しにはしなかった。また宣言の平和的な解決は、中国が提唱していることでもある。全体的に見て、今回のG7サミットは南中国海問題に関する攻撃的な表現を減らしており、このように南中国海問題を提起したのは、適当に形式を整えたに過ぎない」と指摘した。

郁氏は、「G7は実際には、東中国海や南中国海と何ら関係がない。G7内部ではこれらの問題をめぐり大きな食い違いがある。主に日本が仲違いを促し、米国が呼応しているが、欧州の多くの国は巻き込まれようとしていない。中国を批判したとしても、それは心から批判しているわけではない。しかし今回のサミットは日本が主催国であり、南中国海問題に言及しなければ安倍首相を不快にさせてしまう。しかし中国を強く刺激すれば、中国の反感を買う。これもEU諸国が望まないことだ。G7内部では、南中国海問題をめぐる立場が、少なくとも2つに分かれている。このような宣言は、妥協の結果に見える」と述べた。

郁氏は、「現在、南中国海問題について、中国の立場を支持する国も多い。このような圧力を受け、一部の国はやや態度を和らげており、あってもなくても良いような発言をし、南中国海問題への関心を示すしかなくなっている」と分析した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月27日

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