中日韓三国協力事務局の楊厚蘭事務局長は式辞の中で、「3カ国の協力は課題に直面しているが、多くのチャンスがある。事務局は3カ国の安全協力を高度に重視しており、政府レベルの協力を推進するだけではなく、別ルートの協力とシンクタンクの対話を奨励している。中国国際問題研究院は中国トップクラスのシンクタンクであり、事務局と非常に緊密な業務関係を結んでいる。同研究院が中日韓のその他のシンクタンクと連動し、3カ国の協力により大きな貢献を成し遂げることを願う」と述べた。
日本の徳地秀士・元防衛審議官、韓国21世紀国家発展研究院の金錫友院長が、日韓を代表し発言した。北東アジア醸成が複雑化する状況のなか、3カ国の学者が安全対話を行うことは非常に有意義だ。3カ国の学者は率直に議論し、大同につき小異を残し、3カ国の安全事業の展開に知恵を提供すべきだと指摘した。
中国国際問題研究院は中国外交部直属のシンクタンクとして、別ルートの対話や公共外交に積極的に参与してきた。安全対話を推進し、協力の場を構築し、協力の共通認識を形成し、協力の方針を模索し、北東アジアの平和と安定に知恵で貢献することを目的に、3カ国の安全協力国際シンポジウムを開催した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月31日