沖縄県文化観光スポーツ部が31日発表した2015年度「外国人観光客実態調査の概要報告(速報値)」によると、1人当たりの消費額は前年度比1251円(1.2%)増の10万7302円。国籍・地域別にみると中国大陸客がトップで、14万9820円だった。日本新華僑報が伝えた。
同調査では、県外へ出発する外国人を対象に那覇空港と新石垣空港で、計2398票の調査票を集めて分析した。
中国は12年度12万5181円、13年度15万2531円、14年度15万5191円と増加を続けてきたが、今回初めて減少に転じた。
県は、中国人観光客の客層が広がったことや、旅行の楽しみ方がショッピング以外にも多様化したことが背景にあると推測している。
消費額の2位は中国香港の14万3632円(前年比1万1354円増)、3位は中国台湾の9万1151円(同2074円増)だった。
外国客が沖縄で購入した物(複数回答)は、菓子類が71.3%、医薬品が49.0%、その他食料・飲料が45.2%で、ほぼ例年通りの傾向。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月2日