独ヘッセン州はこのほど、「フランクフルト・アウシュビッツ裁判」の裁判記録の、ユネスコ世界記憶遺産登録申請を検討中と表明した。11日付韓国紙・東亜日報が伝えた。
同裁判は1960年代、第二次大戦中にアウシュビッツ収容所の運営に関わった、22人のナチス戦犯に対して判決を下した。
AP通信によると、フランクフルトのあるヘッセン州は9日、ユネスコに454件の関連文書、103件の録音資料を提出した。戦争犯罪の被害国ではなく加害国が、暗い過去の記録を永久に保存すると提案したのだ。歴史の過ちを忘れないドイツの態度は、旧日本軍による慰安婦強制連行などの歴史を断固否定する日本とは対照的だ。日本は中韓市民団体による、慰安婦資料の登録申請に全力で反対している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月12日