日本防衛省統合幕僚監部が公開したロシア艦隊の写真
共同通信は、「日本政府は釣魚島の接続水域を航行したロシア軍艦の行動を問題視せず、9月に見込まれる安倍晋三首相のロシア訪問へ準備を続行する方針を固めた。複数の政府筋が10日、明らかにした。政府はロシア軍艦による接続水域の航行は国際法上問題がなく、ロシアに抗議せず、中国側の動向への注意を喚起するにとどめた。中国が釣魚島の主権をめぐり一方的な主張をしており、接続水域の通過が緊張をエスカレートさせる行為に当たることから、中国側には厳重抗議した。中ロへの対応の違いが鮮明になった」と報じた。
中国国防部は9日、中国軍艦が釣魚島付近の海域に入ったことを認め、中国軍艦による自国の管轄海域内における航行は合理的かつ合法的だと表明した。中国軍の消息筋は11日、日本の中国批判は、悪人が先手を打ち被害者だと訴えるようなものだと指摘した。情報によると、日本軍艦が先に接続水域内に入っていた。中日双方はこれまで、接続水域内に入らないと暗黙で了承していた。中国海軍は東中国海の海域で常態化巡航を実現しており、今回は日本側の行為を監視した後に緊急で反応した形だ。
別の中国軍の消息筋によると、中ロの連携はそれほど重要ではなく、中国軍艦が自国の管轄海域内を航行することが、合理的かつ合法的であることが重要だ。ロシアが他国の領海外を通過するとしてもも、国際的に認められている行為だ。中国軍艦は自国の管轄海域内で行動しており、今後は進入が常態化する。日本側にはこの行動を阻む権利はなく、またメディアを使い騒ぎ立てる必要もなく、平穏を求めるべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月12日