南京大虐殺80周年、安倍氏は南京を訪問せよ=香港メディア

南京大虐殺80周年、安倍氏は南京を訪問せよ=香港メディア。

タグ: 南京大虐殺 安倍

発信時間: 2016-06-12 14:48:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国と日本の東中国海・釣魚島をめぐる係争には、終わりが見えないようだ。これは両国が名義上、平和的な状態にあり、正式に国交を結んでいるが、両国関係は「平和的」とは言いがたいことを意識させる。第二次大戦は70年前に「正式」に終了し、大西洋は堅固で持久的な平和に浴しているが、太平洋の状況は人々を懸念させている。

フランスとドイツは近代、3回に渡り戦争を繰り広げた。しかしその後、両国首脳は堅固で持久的な平和を形成した。ドイツ人は自身の過ちを認め、罪の責任をまっとうした。今やドイツが侵略者であったことを否定する、無責任なドイツ人は存在しない。

中日間でも近代、戦争が3回勃発した。この3回の戦争において、日本は常に侵略者だった。日本の侵略者は中国の一般人を虐殺し、酷使し、さらに数え切れないほどの女性を強姦した。中国の軍隊は日本の本土に足を踏み入れなかった。

イアン・ブルマが名作『戦争の記憶 -日本人とドイツ人』の中で強調しているように、ドイツと日本の戦争の記憶はかけ離れている。ドイツでホロコーストの否定は犯罪行為だが、現代日本では戦争の暴行を否定する現象が普遍的に存在している。元東京都知事の石原慎太郎氏のような人物は、1937年に発生した南京大虐殺を何度も否定している。ベルリン市長がアウシュビッツを否定したならば、ドイツの政治家からの批判にさらされるばかりか、義憤で胸が一杯になったベルリン市民も抗議活動を展開するだろう。

共産主義の中国の平和は、欧州と異なるという説がある。しかし共産主義は、ドイツのブラント元首相による1970年のポーランド訪問の妨げとはならなかった。共産主義はまた、日本の首脳、政府、一部の国民による歴史粉飾、靖国参拝を当然のこととはしない。

安倍首相は真珠湾を訪問すべきだと提案した人がいる。これは良いアイデアだが、重要性が不足している。米国と日本は現在、平和的に交流しているからだ。日中平和、太平洋の平和、さらには全世界の平和のために、日本にとって最も重要なのは適切な修正だ。来年は南京大虐殺80周年だ。安倍首相の南京訪問は、過去の過ちをただし、アジア2大国の恒久の平和を実現するための、重要な一歩になるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月12日

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