後ろめたい日本、中ロの協力に戦々恐々

後ろめたい日本、中ロの協力に戦々恐々。

タグ: ロシア,中国,軍艦,釣魚島

発信時間: 2016-06-12 09:55:03 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

8日夜から9日未明にかけて、ロシアと中国の軍艦は2方向から、日本側が称するいわゆる釣魚島の「接続水域」に入った。日本側は、ロシア艦は3隻、中国艦は1隻だったとしている。日本側はさまざまな解読をし、憶測をたくましくし、これが「中ロの米日同盟に対するシグナル」を意味するのではと懸念した。日本政府は中国大使に抗議したが、ロシア艦が釣魚島の接続水域を通過したことについては「合理的」な説明をし、相手側に「注意」を促すに留め、事態の拡大を防いだ。

ロシアは軍艦が「釣魚島の接続水域」を正常に通過したことで、日本側が「重大な注意」を促してきたことに驚きを示した。またロシア艦と中国艦が「共同作戦」を行ったかについては、ロシアはコメントを拒否し、中国もコメントを出していない。

中ロの海・空軍の西太平洋における戦略的協力は、日本の悪夢のようだ。日本はこれに対して、米国よりも緊張を強めているように見える。米国が中ロの戦略的スペースを狭め、日本が中国に圧力をかけるためロシアを抱き込んでいる。これが現在の情勢だ。西側諸国全体から見ると、中ロの戦略的立場には共通点があるようだ。

米国は歴史の流れに逆行し、世界の軍事同盟を強化している。日本は米国の同戦略に協力する、最も積極的な同盟国になった。中ロは米国の圧力に直面しており、「同盟関係」の発展の原動力を少しも持たない。中ロ国内では、「米国への共同対抗」を主張する声があるが、両国首脳はそのようにしていない。これは21世紀の人類社会を、深刻な分裂と対抗に向かわせないため、中ロが成し遂げた貢献と言える。

日本はなぜ中ロの軍艦が同時に釣魚島付近の海域に出現したこと対して、あれほど緊張しているのだろうか?これは心中、後ろめたいことがあるからだ。米日同盟のアジア太平洋の平和を破壊する性質が浮き彫りになり、周辺諸国が米日の過度なやり方に対して、長期的にまったく反応を示さないわけがない。

中国もロシアも大国であり、両国は全体的に単独で問題に対応する能力がある。また両国は、米国が同盟国を集め相手側に圧力をかけることを不快に思っており、これが21世紀の国際係争の処理方法であるべきではないと考えている。

米日と西側諸国は頻繁に中ロの「歩み寄り」を話題にしており、中ロの協力に過度に敏感になっていることが分かる。この敏感性は、彼らの世界におけるセクト主義によるものだ。彼らは自国の中ロに対する圧力が不当であり、中ロの国益を損ねていることを知っている。彼らは中ロによる共同対抗を懸念している。

この懸念は必要である。中ロの問題への対応に向けた協力には、大きな余地が残されている。これがどの程度の水準まで高まるかは、米日および欧米がどれほど過度なやり方をするかにかかっている。米日はもし本当に、中ロが西太平洋でより緊密な戦略的協力を展開することを望まないならば、自制的になればいい。米国は中ロの安全を強く脅かす圧倒的な軍事力を求めるべきではなく、またその同盟関係により中ロに圧迫感を与えるべきではない。日本も米国との同盟関係を強調し、中ロを刺激するべきではない。

日本は米国とロシアを恐れている。両国にこてんぱんにされたことがあるからだ。中ロの軍艦が釣魚島付近の海域に同時出現したことに対し、日本は完全に異なる態度を示し、愚かさを印象づけた。これは日本をこらしめるためにはどうすべきかを、世界に教えているかのようだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月12日

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