在中国日本国大使館の主催による横井裕大使新任レセプションが17日、北京にある日本大使公邸で行われました。横井大使は流暢な中国語で挨拶し、「責任の重さを強く意識しており、日中の友好協力の増進に向け、全力を尽くしていく」と決意を明らかにしました。
通訳なしで5分ほど続いたスピーチの中で、横井大使はご自身が初訪中した1980年以降、中国は日進月歩の変化があり、今や世界のGDPの13%を占める経済大国になったと振り返りました。その上、「現在の日中関係は、世界第3と世界第2の経済力を持つ国同士が、この新時代にふさわしい、互恵・ウィンウィンという新たな関係をしっかりと築いていくことが重要」と指摘し、「両国の各界は引き続き努力する必要がある」と訴えました。
さらに、中日両国が2017年に国交正常化45周年を迎えることに触れ、「民間から政府へと、日中交流はあらゆるレベルで新しい高まりを見せ、大きく前進できるよう」期待を寄せました。
レセプションには内外約700名の来客が出席し、中国外務省からは武大偉朝鮮半島問題特別代表が参加しました。
横井大使は5月15日に木寺昌人氏の後任として駐中国特命全権大使に就任。これまでに日本外務省アジア局中国課長、在上海日本国総領事、在中国日本国大使館特命全権公使、外務報道官、在トルコ国日本国大使などを歴任。北京大学に語学研究生として留学したことを含め、今回が5回目の中国駐在になるということです。(王小燕)
「中国国際放送局日本語版」2016年6月18日