安倍氏、国会で改憲を議論へ

安倍氏、国会で改憲を議論へ。

タグ: 安倍晋三,改憲

発信時間: 2016-06-27 13:17:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

安倍晋三首相は改憲を宿願とし、任期内の実現を目指しており、戦力の不保持を規定した憲法9条を改める必要があると述べた。安倍首相は今秋の臨時国会の会期中、衆参両院の憲法審査会を開き議論する意向だ。日本メディアが伝えた。

現行の日本国憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義を大原則としている。日本人の改憲反対の論調は根深い。自民党内では、最初の改憲で憲法9条を変えるのは難しいという声があがっている。

代替案として提出された改憲案には、大規模な自然災害などの状況下における国会議員の任期延長を含む緊急事態条項、環境権条項、財政規律条項、参議院改革の推進などが含まれる。

緊急事態条項の理由については、地震多発国の日本では理解されやすい。自民党の改憲案は、首相が緊急事態宣言を発令できるとした。この状況下、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定し、政府の支持に従うことを国民に義務付け、国会議員の任期を延長することなどが可能になる。

野党と弁護士協会はこの措置により、政府による権限濫用と人権の過度な規制が生じうると批判している。緊急時の対応については、災害対策基本法などの現行法に規定があるため、必要はないという意見も多い。

改憲は衆参両院の憲法審査会による議論をへて、衆参両院の本会議で3分の2以上の議席から賛成されなければ発議できない。その後の国民投票で、賛成票が有効投票数の半数に達すれば、改憲が実現される。

今回の参院選では、衆議院に続き非改選議席を含む「改憲勢力」が3分の2以上の議席を占めるかが焦点となる。自公両党に、改憲に賛成の大阪維新の会や日本のこころを大切にする党を加えれば、3分の2以上の議席が確保される見通しだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月27日

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