新作の携帯電話の除幕を行うソフトバンクグループの孫正義社長
日本のソフトバンクグループは18日、243億英ポンド(約323億米ドル)で米国の半導体開発会社ARMホールディングスを買収すると発表した。
ソフトバンクグループによると、ARMの1株あたりの買収価格は17ポンド(約23ドル)。また、ARMの組織とケンブリッジにある本部は残すとした。
孫正義社長は同日、ロンドンで記者会見を開き、向こう5年でイギリスにおける従業員数を倍に増やし、イギリス以外の従業員の数も増やし、ARMの中立性と独立性を維持すると述べた。
ソフトバンクは今年9月30日までにARMの全株式を取得し、ARMはソフトバンの完全子会社になる。
イギリスのビジネス・ エネルギー・産業戦略担当官のグレッグ・クラーク氏は、この買収はイギリス経済にとって「巨大な信任投票」であり、イギリスは引き続き世界トップの投資先であり続けると話した。
ソフトバンクはユビキタスネットワークを今後の事業発展の重点にしている。アナリストは、ソフトバンクは今回の海外買収を通して半導体技術の競争力を高めたい考えだと分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月20日