20日付読売新聞によると、自民党の二階総務会長は19日の記者会見で、政治情勢が許す限り、自民党は安倍晋三首相の党首の任期延長を検討すると述べた。これは安倍首相が2018年以降に、党首を3年続投することを意味する。
日本の首相に任期の制限はなく、与党の党首が務める。自民党は現在、国会で圧倒的な勢力を占めている。安倍首相が党首を続投すれば、2018年後も首相を続投することになる。自民党は安倍首相の改憲の宿願を実現するため、時間を確保しようとしている。しかし自民党の党則では、総裁の任期は最長でも2期6年とされている。自民党の高官がこの時期に情報を発表したことには、探りを入れる目的があったと思われる。
読売新聞によると、夏の参院選で再び大勝したため、安倍首相の政権運営の基盤は非常に堅固だ。各新聞社が選挙後に実施した調査によると、安倍政権の支持率は選挙前とほぼ同水準で、やや上昇したほどだ。党首を3期務めれば、安倍首相は最長で2021年まで政権を運営し、首相の最長在任記録を樹立することになる。戦後の最長在任記録は、親戚筋の佐藤栄作の7年8ヶ月。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年7月21日