政治機密の窃盗
中国政府の関連部門は2006年、日中経済新聞社の創設者、日本国籍の原博文を逮捕した。
原は1995年より、外務省の代わりに中国に関する情報を集め、多くの中国の機密文書のコピーを提供した。その内容には「指導者の健康状態」「中国の対外政策」「中国の指導者の解放軍内部向けの談話」などが含まれる。
中国人とグルに
寧波市象山県出身の陳威は2013年12月、海軍東海艦隊の倉庫で撮影中に捕まった。その後の調査により、日本人の男である寄田の指示によるものだったことが分かった。陳は海外でビジネス活動中に寄田と知り合い、寝返り工作を受けた。陳は寄田から、いわゆる活動経費を受けるようになった。特定の写真の撮影以外に、寄田は陳に対して浙江省海洋局の関係者、もしくは海洋の研究・教育の従事者とコネを作るよう求めた。
中国社会科学院弁公庁主任補佐の陳輝は、2006年6月に国家機密漏洩罪を宣告された。報道によると、陳は就任中に機密文書を取り扱っていた。陳は中国の対日外交政策に関する国家機密を、日本の外交官に売り渡した。陳が逮捕される1ヶ月前、中国社会科学院公共政策研究センター副主任の陸建華が、国家安全機関から逮捕されていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月1日