歴史は既視感を呼び起こす。現在の状況が連想させるのは、甲午戦争後、日本軍国主義が台湾などの中国の領土を違法に侵略した状況である。日本は第2次大戦後、これをおとなしく中国に返し、過去を清算した。しかし米国の汚い政治家の妨害によって、この歴史的な清算は、不徹底な清算に終わった。中国の釣魚島はすぐには中国には返還されず、米国の悪意によって違法に日本の手にわたり、釣魚島は、米国が東方に埋めた戦略理数となり、大きな災いが残されることとなった。日本は現在、米国の勢力を再び借りて、中国の領土主権に挑戦しようとしている。だがその結果は、ざるで水を汲むようなものにしかなり得ない。
歴史の長い流れから見れば、中国と日本のメインストリームは友好である。近代の中日両国において非友好的な局面が現れたのは、日本の軍国主義と拡張主義によるものであった。日本にとっては、軍国主義と拡張主義は死に至る道である。大和民族は、「大和」の本来の姿に立ち返り、平和主義を掲げてこそ、国家と国民の安泰を実現し、花の咲く暖かい春を迎えることができる。
最後に、中日友好という大きな流れにより多くの有識者が加わり、軍国主義に反対し、拡張主義に反対し、世界平和を守ることを希望する。それこそが、まもなく出版される松岡環氏の中国語版『南京:引き裂かれた記憶』が我々にもたらす重要な教えでもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月8日