日本の明仁天皇の「生前退位」の意向は、韓国メディアからも注目されている。9日付韓国紙『東亜日報』は、「明仁天皇がビデオメッセージを発表した後、日本政府は皇室典範改正に着手することになる。これにより安倍首相は任期内の改憲という目的の達成が困難になる。明仁天皇は安倍首相の改憲にブレーキをかけたと言える」と伝えた。
9日付『中央日報』は「明仁天皇は親韓派で、機会があるたび韓国への親近感を示す。また明仁天皇は平和主義者だ。明仁天皇が生前退位すれば、北東アジアの政治情勢に影響を及ぼす可能性がある。韓国はこれを注視するべきだ」と論じた。
米国側も9日、この情報に短い言葉で反応した。米国務省のエリザベス・トルドー報道官は同日の記者会見で、「日本の天皇は堅固で恒久的な米日関係に貢献を成し遂げた。我々は非常に感謝している」と述べた。
しかしトルドー報道官は、米国は天皇のメッセージの内容をどのように評価するかと質問された際にコメントを控え、「日本政府に聞くように」と答えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年8月11日